いよいよ始まりましたWEST五の巻講習会。
今回は前回を上回る9人の参加申し込みを頂きました。
初めての方、修練を重ねている最中の方、もう八巻コンプリートして尚また更なる学びを求めての方など、皆さまそれぞれに想いを持ち寄り、講義に臨んで下さいました。
今回は五の巻。提婆達多品第十二から始まりますから、二、三、四の巻に比べるとソフトな入り口かな？と考えましたが、今度は逆に、慣れたお経には勝手な読み癖が染み付いてしまっていることが多く、フレッシュに学ぶことが難しいです。
私自身、同じ箇所で繰り返し同じ読み間違えをしたりします（汗）。
しかし、一人で読むのとは違い、多人数で読誦しますと間違いに気付き易いものですから、間違えを繰り返すと落ち込みますが、何度も繰り返した後に必ず修正できるはずです。
これがこの講習会の良い所ですね。
現代社会の私達は、間違えることをとても恐れているように思います。
「間違えたらバカにされるかも」とか「間違いを指摘されたくない」とか「恥ずかしい思いをしたくない」といった恐怖感に溢れてはいませんか？
ですが、何かを学ぶのはそんなに単純で合理的なものではないでしょう。何度も間違いや失敗を繰り返した結果、沢山の回り道をした結果にしか辿り着けない境地があるのではないですか？
「間違っても許される環境」は学びにとって不可欠である、と、お経練習を通してつくづく思います。
そんな環境がここにはあります。当講習会は、間違い大歓迎。すすんで大声で間違いましょう！
そして、個人の学びを仲間と共有することで、より濃い学び、深い学びを手に入れましょう。
