法華経一部読誦講習会 in WEST

一々文々のオウム返しによる一部経読誦の講習会です。令和元年より関西でも開講しております。

要品講習会のご報告

記事が前後しましたが、去る令和8年3月12日(木)から13日(金)の一泊二日、大本山本圀寺様を会場に、要品読誦講習会を開催しました。

一部経はちょっとハードルが高いけど要品なら習いたい、これから信行道場に行くので、基本からちゃんと習いたい、そんな方々にご参加いただければと考え、新たな取り組みとして立ち上げました。恐れ多くも、WESTのスタッフのみによる講習会。

今回、計8名のお申し込みをいただきましたが、予想通り、これから信行道場に行かれる方から、バリバリと青年会や修法師会にて木鉦を担当しておられる方まで、これまた多様なお立場の方にご参加いただくことに。
そこで、いつもの一部経の講習会ですと、主任先生による全体講義がカリキュラムの大部分となっていますが、今回は初めからレベルや目的に応じて小グループに分かれてのお稽古といたしました。

 

沙弥の皆様は、信行道場へ入る前に入場考査(読経試験と面接)があります。
読経試験では、一人で木鉦を打ちながら指定のお経を読まねばなりません。
自分のことを思い返しますと、簡単そうに見えて、初めはギクシャクしたものでした。
今回、レベルや目的に応じてグループ分けを行なったので、そういった練習をする時間を持つこともできました。

また、もう一つ新たな取り組みとして、お経の読みだけではなく、声の出し方やお経を読む時の心構えなど、僧侶として必要な事項について、WESTスタッフによる講義の時間を設けました。

私事ですが、宗門の大学にも行かず、本山や学寮などでの僧道生活も送らず、専門的な学びや修練をほとんど重ねず、いい加減な青年僧侶として年季を重ねてきました。
ですので、呼吸法や発声方法も習うことなく、どうしたら大きな声が出るのかわからず、ただただ力んでお経を読み、声を枯らして喉を痛めてしまいました。
法衣の着方や畳み方も、こちらから尋ねなければ誰も教えてくれませんでしたから、今でも何ともいい加減なことをしています。
歳を重ねたからといって、加行所へ数回入ったからといって、僧侶としてグイグイ成長するかというと、実情はこんなことです。なんともお恥ずかしい限り。

そんな私が、今は偉そうに講習会の運営などしていますが、講習会中、受講生の皆様から、やはり同様に、お経の読み以外にも、声の出し方、木鉦の打ち方、回向や祈願の文言についてなど、色々なご質問を受けることがあるのです。
そこで、少しでもお力になれることがあるならと、WESTスタッフがそれぞれ、30分程度ですが、自分の得意にしている分野のお話をすることにしました。

いざ、人前で講義をするとなると、私たちもまた責任重大です。過去の資料を紐解き、情報を整理し、言葉を紡ぎます。おかげさまで、私たちWESTスタッフにとりましても、貴重な時間を過ごすことができました。
お聞き苦しいこともあったと思いますが、暖かく聴講いただき、感謝の念に堪えません。
次回以降、よりよいお話ができますよう、私たちもさらなる精進を重ねる所存です。

WESTスタッフのみによる、要品読誦講習会。委員会WEST発足以来、初の取り組みでしたので、探り探りとなってしまいましたが、これからも、一部経の講習会の合間に定期的に開催できれば、と考えています。
今回の開催を振り返り、よりよい講習会になるよう、WESTスタッフ一同、検討・精進を重ねてまいります。

 

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第二期 一之巻講習会、無事終了!

雨は上がりましたが、少し寒い朝を迎えました。
昨日同様、6時30分より本堂にて朝勤、方便品第二を最後まで通してお読みします。
方便品は後半、難しい字や発音しにくい句が多く出てきます。40分程のこととは言え、そこまで集中力が途切れぬよう、丁寧に滔々と読み進めます。

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朝食を頂いた後は、本師堂にて一之巻を一巻全部通してお読みします。

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朝勤よりは少しペースを上げて、「だいたい1時間くらいで読めればいいね」といって読み始めましたが、知らないうちに予定よりペースが上がってしまい、慌てるような箇所もありました。

私自身、仲間とお経を読んでいて痛感していますが、まだ身に付いていない、自信がない所の方がペースが上がりがちです。
「一巻通して読む!」と気負ってしまうことや、「ちゃんと間違えずに読めるかしら?」という不安から、知らず知らずにペースが上がってしまったのかも知れません。
程よいペースをキープ出来なかった私達スタッフもまた、受講生の皆様にとってより有意義な読誦が営めますよう、精進しなければなりませんね。反省。

さて、今回の講習会も、多くの方々にお支え頂いて、無事に終えることが出来ました。
貫首さまを筆頭に、大本山本圀寺の皆様方、毎食栄養満点でおいしい食事をご準備くださるお勝手の皆様、各方面よりご支援のお上人様方、ご高説を賜りました三木上人。
そして、受講生の皆様からも、写真を載せています全国各地のお菓子、お米や食材、講義中に飲むペットボトルのお茶まで、沢山の温かなお心遣いを賜りました。
本当にありがたく、深く感謝し、心より御礼申し上げる次第です。

 

また詳細はあらためてお知らせしますが、次回、第二期二之巻講習会in WESTは、10月6日(火)〜8日(木)に開催します。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。


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第二期 一之巻内容講義

さて、お待ちかね、内容講義のお時間です。
繰り返しになりますが、昨年、講習会も八之巻まで終わり、楽しい三木天道上人の講義も一周お聞き致しました。
スッタフにて、第二期の内容講義はどうしようか相談しましたところ、「他の先生に依頼しよう」というお声は一つもあがらず、また、受講生の皆様からも「引き続き、三木上人のお話が聞きたい」とのご希望が多数寄せられ、スタッフ一同少しも悩むことなく、ご留任をお願いすることとなりました

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序品と方便品の資料(計15ページ)をご準備頂き、笑い声が絶えぬ講義が進められています。
講義開始は19時、この記事を書いています只今の時刻は20時過ぎ。今は資料の2ページ目をお話し下さっています(笑)。

序品では、お釈迦さまは三昧にお入りになったまま一言も発せられません。
その時、不思議な出来事がいくつも起こり、お弟子様方は「これは何の前兆か?」と驚き、ざわつきます。
すると文殊菩薩様が「過去世に同じ出来事を見たことがある」と、その昔の出来事について述べられます。
方便品に入りますと、お釈迦さまは三昧から起たれ、どなたに尋ねられるでもなく突然、「舎利弗よ」と話し出されるのです。
そしてその内容はというと、「仏同士でのみ通じ合えるほど難解だから、お前たちには理解できない。やめよう」と、説いてくださらない…。
それを、舎利弗様が「説いてください!」と繰り返し懇願なさって、ようやく内容が明かされるのです。
なんともドラマチックで奥ゆかしい展開でしょう。

三木上人には、一之巻の概説に加えて、お経練習中にもお尋ねがありました、十如是三転読についてもお教え頂きました。
とても有意義な講義、退屈することなく3時間にわたりお話を賜り、誠にありがとうございました。
方便品は迹門の中心ですから、大切なところを解説するだけでも、3時間なんて全然足りませんね。

当講習会は、内容講義だけの聴講も可能です。聴講ご希望の方はご一報の上、ご来場下さい。


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一秩八軸四七品

法要が始まると冒頭、決まって「無上甚深、微妙の法は〜」という文章を皆でお読みします。言うまでもなく「開経偈」です。
それに対して(?)、お経を読み終えた後に導師が読む「頂経偈」という文章がありますね。
「記の一に曰く、妙法の唱えは〜」というやつです。
その頂経偈中に「一秩八軸四七品、六万九千三八四」という言葉があります。

敢えて後ろから説明しますが、69,384は法華経の字数、四七品は4×7=28で、お経の章(品)の数、八軸は法華経が八の巻物であることを意味します。では、最初の一秩とは何のことでしょう。
秩とは「ちつ」と読み、書物の汚れや痛みを防ぐ為の包み(カバー)のことをいいます。

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これです。

一つの秩に包まれた法華経は八巻あり、二十八品あり、69,384文字あり、それらの一文字一文字が皆これ真仏であり、仏様の教えは私たちを益して下さり、それを受持する私たちはみな仏道を成就できる、というのです。

さて、当講習会を受講頂くと、この秩の内面に下の写真のように会のスタンプが押されて行きます。
御朱印ブームもまだまだ根強い昨今ですので、スタンプラリーやコレクションのように思って頂いても構いませんが、これにはよい効能があるのです。

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法華経一部読誦講習会は、順調に行けば年に3回くらいのペースで開催します。
ですので、法華経は8巻ありますから、一度も休まず参加したとしても、全巻受講するのに2年半から3年はかかることになります。
ですが、お寺の行事や個人的な研修、家族の事情などで途中が抜けてしまうと、次の機会を待つことになり、コンプリートするまでに4〜5年かかることもあり得ます。
その間、気持ちを維持することが難しかったり、どの巻が未受講なのか忘れてしまって申し込み損なったり、その内、「我流で読めるようになったから、もういっか」となって辞めてしまったりと、コンプリートまではなかなか長い道のりなのです。

実のところ、令和元年に始まったWEST講習会も、途中コロナにて一時中断があり、ようやく八之巻まで一周開催し終えられたのは令和7年のことでした。
世情や運営側の都合によって、皆様の受講意欲が減衰することもあるのです。

どんな良い取り組みも、先が見えないと苦しく思えてしまうものですが、「あとどれだけ」、「今どの辺り」がわかると、向き合う力も削がれにくいものです。
そう考えると、この秩、よいと思いませんか?
自分は今どれだけ受講できていて、あとどれだけなのかが一目瞭然。始めたばかりなら、自分がまだまだなことも視覚的に理解できますから、増上慢にもなりにくい。途中で停めてしまうと、モヤモヤしたり後ろめたく思ったり。
そういった、自分の現在地がよく見えますよね。

私達は皆、いつまで経っても満足するほどの上達には至れませんが、自惚れることなく、卑下することなく、お釈迦さまの御遺言の如く、怠ることなく励み続け、いつの日か修行を完成させる。その為には、気持ちを維持する工夫も大切だなぁ、と思います。


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第二期 一之巻講習会 2日目

雨です。濡れた木々の若葉がとても清らかに映りますね。

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それにしても快適な気温です。本圀寺様の本堂には冷暖房が備えられていますが、もちろん今朝はスイッチを入れず、正面の扉も開放したまま、なんともエコな朝勤でした。

昨日お稽古しました一之巻の前半、序品第一を最後まで一品全部を約40分かけて読誦しました。
昨日も記しましたが、今回は11名。スタッフも合わせ総勢16名で営みます法要は、とても厳かで清々しく、そしてパワフルなものでした。

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朝食を頂きましたら昨日の続き、方便品第二のお稽古です。
方便品はいつも十如是までしかお読みしませんが、その続きには何が説かれているのでしょう。
内容については、夜の三木天道上人の講義を聞いてから記事にしようと思います。

さて、方便品の本末究竟等の直後、「世雄不可量」から始まる五字偈があります。
この段落を「世雄偈」と呼んでいますが、日朗上人の月命日(毎月21日)にこの「世雄偈」をお読みする習わしがあったそうです。
奇しくも、東西の法華経一部読誦講習会の会場(池上本門寺と山科本圀寺)はどちらも日朗上人ゆかりのお寺です。
そんなお寺を会場にして世雄偈のお稽古をしている。いやぁ、なんとも感慨深いもので、明日の朝勤にて方便品をお読みするのが楽しみです。

お菓子の報告などしている場合ではない…。

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境内の春を味わう

ここ数日、暑いくらいの日がありましたが、今日は少し肌寒いです。
ご存知のように、京都の夏は暑過ぎて、冬の冷え込みは厳しい。なので、今頃のように暖房も冷房も不要な時節は大変心地よく快適です。
まして、大本山本圀寺は山の麓ですので、いつも暑さや湿気、寒さに立ち向かいながら講習に励んでいます。(烏骨鶏の夜鳴きと)
ですので、今日のような快適環境でのお経練習は憂いなく、とても心を注ぎ易いです。

山には若葉が優しく繁り、境内のあちこちにツツジが咲いています。

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渡り廊下の脇には藤が綺麗に垂れ下がり、ヤマブキが咲き乱れ、紅白の牡丹が見事な花を咲かせていました。


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そう思えば、これまで何度も本圀寺にて講習会を開催しながら、こんな風に草木花華に目を向けたことはなかったように思います。
これも、季節の快適さの為すものか、はたまた常々の私の情緒の乏しさ故か。

お経の中には沢山のお花が登場します。
我此土安穏〜と説かれるこの世界。私達自身が目を向けて気付けなければ、味わえない悦びも沢山あることでしょう。
本圀寺境内の春を味わいながら、ただお経の文字を追いかけるだけでなく、読経しながら経文に説かれる花華の情景が目に浮かぶような、そんな幸せな読誦ができるようになりたいものだなぁ、とつくづく感じました。


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第二期 一之巻講習会はじまりました

本日、令和8年4月22日より二泊三日間、京都山科の大本山本圀寺様を会場に、法華経一部読誦講習会が始まりました。今回は一之巻の講習です。
途中コロナで中断もありましたが、昨年7月に八之巻までようやく一周全て講習を終えましたので、今回から2周目となります。

ありがたいことに、今回は11名ものお申し込みを頂きました。
後ろで事務作業をしながら講習のお声を聞いていましても、人数が多いと声も大きく、皆様の熱意がビリビリと伝わってきます。

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講習会には、これから信行道場にお入りになる方から、加行所を何度もご成満なさった方、若いフレッシュマンから熟練のご住職まで多様な方々にご参加いただいています。
講習開始直後は、初めての方や不慣れな方は当然のことながら、小さなお声で恐る恐るだったりしますが、講習が進むに連れて、周囲の熱意につられてか、どんどんとお声が大きくなっていきます。
互いに刺激し合い、高め合うことが出来る、これは多様な仲間がいてこその産物かと思います。
また、質問等のご発言も活発で、誰方かが発言されますと次から次にお尋ねがあり、このような質疑応答は聞いているだけでも勉強になります。なんと尊い時間でしょうか。
休憩時間までも、次々と主任先生にお問いかけがあり、お休み頂く暇もないような状況。

そんな熱意に溢れて始まりました一之巻講習会。引き続き、実況を投稿しますので、お読み頂けましたら幸甚です。
実況を読んで、「私も参加してみたい!」「ああ、申し込めばよかった…」と思ったそこの貴方。次回は必ずご参加下さい。

今日も全国各地のスィーツが沢山です。ホントにありがたいことです。
太ってしまうやないですか。

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