法華経一部読誦講習会 in WEST

一々文々のオウム返しによる一部経読誦の講習会です。令和元年より関西でも開講しております。

『法華三部経』のご紹介

当講習会では、2泊3日の中日に必ず内容講義の時間を設けており、WEST講習会では、京都一部布教師会会長、京都市上京区教法院ご住職の三木天道上人に講師をお務め頂いております。
毎回笑いの絶えない楽しい講義で、退屈することなくお勉強ができる、とても濃厚な時間を過ごさせて頂いています。

その講義の折、特にテキストとして指定している訳ではありませんが、三木隨法上人編著『法華三部経』を資料として提示なさることが多くあります。

この本は、三木天道上人のお師匠様の三木隨法上人の遺作とも言うべき書で、法華経を学ぶ為の様々な工夫が施された素晴らしい本です。

f:id:budoku-w:20240225214614j:image

この『法華三部経』にはA4サイズのもの(訓読)とB5サイズのもの(真訓対照)があります。そして、この真訓対照のものが本当に優れものなのです。

f:id:budoku-w:20240225220745j:image

色々な出版社より、真読と訓読のどちらもが載せられている法華経が出版されていますが、大抵、真読は真読、訓読は訓読と、ただ上下に別れて連続して経文が掲載されているものが多いと思います。そのため、読み進めていくと必ず訓読の方が後のページにずれていってしまいます(真読の方が文字数が少ないため)。

それに対して、見て頂くと一目瞭然ですが、この『真訓対照 法華三部経』は、必ず真読と訓読の同じ箇所(真読「爾時釈迦牟尼仏」の下に訓読「その時に釈迦牟尼仏」と)が上下に揃ってて表記されているのです。

f:id:budoku-w:20240225214631j:image

しかも、番号まで振ってある為、グループで学習会を行う際などでは、
「15ー32から本門の正宗文が始まるんだね」
というような会話が出来て大変便利なのです。

ご自坊の書棚に眠らせていらっしゃる方は、是非ともご活用なさることをオススメします。
内容講義を受講なさる方でお持ちでない方は、当日の会場でお買い求め頂くこともできますので、どうぞご検討下さい。