法華経一部読誦講習会 in WEST

一々文々のオウム返しによる一部経読誦の講習会です。令和元年より関西でも開講しております。

三之巻、読み合わせ会

昨日、来る三之巻講習会に向けて、主任講師の振屋上人に京都までお越しを願い、WESTスタッフ一同にて読み合わせ会を行いました。

 

一人が代表してお経を音読し、他の全員が確認をする、という地味な作業ですが、いざ始めてみると、毎回の事ですが、意外と勘違いをして覚えていたり、おかしな読み癖がついてしまっていたりと、発見がたくさんあります。

この作業を怠りますと、当日皆様にお伝えする内容が間違ってしまうことになりますので、講習会の開催前には必ず実施するようにしております。

 

以前のブログに、「三之巻は要品に載っていない」と書きましたが、もちろん不要なわけではありませんし、大切な経文が少なくありません。

中でも、施餓鬼法要にて必ずお唱えする「如以甘露灑 除熱得清涼 如従飢国来 忽遇大王膳」は授記品第六に、ご回向の文として必ずお唱えする「願以此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成佛道」は化城喩品第七に説かれます。

 

一部経を読んだことがない方でも、これらの経文を読んだことがない方はいらっしゃらないはずです。

では、これらの経文は、どういう話の流れで、どなたが、どういった場面で仰った文言か、ちゃんとご説明できる方はどれほどいらっしゃいますか?(私もあやうい所です)

 

講習会では、きっちりと一文字一文字を大切にお読みしながら、文言の意味、お経の内容、お読みする時の気持ちなど、じっくりと身につけていければ、と考えております。

講習会開催まで一週間を切りました。皆様からのお申込みに感謝御礼申し上げますとともに、スタッフ一同、有意義な講習会となりますよう、準備に力を注いでおります。