法華経一部読誦講習会 in WEST

一々文々のオウム返しによる一部経読誦の講習会です。令和元年より関西でも開講しております。

三之巻講習会、始まりました!

本日12月9日より、京都の大本山本圀寺様を会場に、法華経一部読誦講習会 in WEST 〜三之巻〜が始まりました。

12月に入り、京都もだいぶ寒くなってまいりましたが、本圀寺様は冷暖房完備、大変快適に過ごさせて頂いております。

 

まず、午前10時より、前回の受講者を対象に二之巻の確認講義を行いました。あらためて読み返して思いましたが、二之巻は長い…。

 

午後より受付開始、13時30分よりいよいよ三之巻の講習会が開講です。

いつも通り、主任講師の振屋先生より一々文々のオウム返しにてお経をご指導頂きます。

 

当講習会では、お経の読みをお伝えしながら、大切な経文が出て参りますと、解説するようにしています。

回向やご祈願の際にお唱えする文句やお札に記す文句などを解説致しますと、受講生の皆様もそれぞれにメモを取ったり印を付けたりなさいます。

 

お経本に書き込みをするのは少し抵抗ある、という方もいらっしゃると思いますが、一人でお経を読んでいる時にメモ書きに目が停まりますと、講義で聞いた内容が思い出され、意味を考えながらお経をお読みする事が出来ます。

意味がわかりますと、読みにくい箇所がすぐに覚えられたり、前後の文脈にも興味がわいたりして、お経に対する思いが高まり、読経の向上も加速します。

 

また、お説教でも経文を引用する時に役立ちます。経文も意味はもちろん、「この経文はどこどこに説かれている」とわかってお伝えすることが出来れば、聴いている方々にもより伝わるのではないでしょうか?

 

御祖師様と比べるのは恐れ多いことですが、註法華経には御祖師様によって数多くの注釈がご自身の手によって書き込まれ、生涯大切に奉持されました。

私たちにとっても、沢山メモが書かれたお経本は、生涯にとっての大切な宝物と言えるでしょう。

どうぞ、ブログをご覧の皆様も当講習会を受講頂き、メモだらけのお経本を作り上げませんか?