法華経一部読誦講習会 in WEST

一々文々のオウム返しによる一部経読誦の講習会です。令和元年より関西でも開講しております。

七之巻講習会 2日目ご報告

池上本門寺の朝勤は5時30分より厳修されます。

もう秋になりますと、5時30分は真っ暗ですね。一時間強の朝勤が終わりますと空は明るく、清々しい一日が始まります。はい、お経三昧の一日です。

 

七之巻の後半は、少し読みにくい箇所もありますが、例えば「離一切苦 一切病痛」など、御祈願でお唱えする文言も多く出てきますので、関心を途切れさせることなくお稽古が出来ます。

 

朝食を済ませた後、午前8時より昼食を挟んで午後2時頃までオウム返しでの練習をし、その後はまた小グループにわかれての練習です。

何度も繰り返し読み返すことで、聞き漏らしや書き漏らしも減らせて、どんどんと読み慣れていきます。

 

1人だと、退屈になったり他事が気になって中断してしまったりして、同じ箇所を何度も繰り返す練習はとても難しいものです。

ですが、共に学ぶ仲間がおりますと、励まし合い、讃え合い、雑談なども挟みながらどんどん学びが深まります。

「これは1つの僧伽であるなぁ」と感じ、この講習会に関われることを大変喜ばしく思います。

 

夜はお待ちかね、植木雅俊先生による内容講義です。

今回は、欲張って七之巻と八之巻の内容をご講義頂きましたので、少し駆け足になってしまったのかも知れませんが、サンスクリット語の解説など根拠もお示し頂きながら、丁寧に解説頂きました。

午後6時より始まりました内容講義は、おおいに盛り上がり、終わったのは9時半。3時間半に及ぶ、いつもながらに濃密な時間となりました。

 

植木先生の講義は、次回で最終回となります。まだお聞きになってない方は、是非次回の講習会にご参加下さい。

 

最後に、お知らせを1つ。

植木先生がご出演されましたNHKの100分de名著「法華経」が11月4日からアンコール放送されます。見逃した方はどうぞご覧下さい。また、テキストも改訂版が発刊されるとのこと。こちらも書店でお見かけになりましたら手に取ってみて下さい。