法華経一部読誦講習会 in WEST

一々文々のオウム返しによる一部経読誦の講習会です。令和元年より関西でも開講しております。

身延で一部経読誦会!!

2月20日、山梨部経研鑽会のご発案で、御廟所にて一部経を読誦するという一大イベントが開催されました。

実際は、御廟所の拝殿を長時間占領しての読誦会は難しい為、御廟所の拝礼所である「常唱殿」にて、午前11時より夕方5時まで、一心に法華経一部を読誦させて頂きました。

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山梨部経研鑽会の皆様の呼びかけに応じ、北は青森、南は…緯度で言うと大阪堺市ですかね?・・・と、全国各地から一部経読誦を志す方々が、なんと46名集まりました!!

加えて、当日、話を聞きつけて飛び入り下さったお上人様、身延山の学生さんもお越しになり、最終的には僧俗あわせて50人以上の大勢での一部経読誦となりました。

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お恥ずかしい話、常唱殿へは、信行道場の際に訪れて以来一度もお参りしたことがありませんでしたが、なるほど、ここは御廟所を礼拝する為のお堂であり、堂内に座ると正面ガラスの向こうに御廟所を拝することが出来ます。

お経中はもちろん経本に目線が向いていますから、常に御廟所を注視して、というようにはいきませんが、一同の読誦する大音声は常唱殿から周囲へと響き渡り、御廟所へも届いていたことでしょう。

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山梨部経研鑽会は、池上本門寺での法華経一部読誦講習会を全て修了なさった方が中心となって3年ほど前に立ち上げられた会ですが、年々、各地にて一部経読誦の機会が増え、このような大人数が集まるようになるとは、本当に驚きで大変感動しました。

 

池上での講習会も、3月開催の八之巻で計2周を終えることとなり、会にとっても受講生にとっても、また次のステップが始まろうとしております。

以後、講習会も一層盛り上がり、更なる結縁を得て、ますます全国に一部経読誦が広まりますよう、そして、一字一字の読誦が私たち僧侶の資質向上へとつながり、宗風宣揚し、正法興隆と相成りますよう、願って已みません。

 

最後に、このような素晴らしい読誦会を企画・開催して頂きました、山梨部経研鑽会の皆様に衷心より御礼申し上げます。

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